ゲストハウス運営者を直撃する3つの大問題

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自由な生活(前置き)

ゲストハウス経営に限った話ではありませんが、会社や組織に頼らず生活をしていくという事は、とても自由です。

誰にもあれこれ指図されることもなく。

物事や時間の使い方の優先順位を自分で決められ。

会いたくもない上司や同僚と、無毛な話をして愛想笑いする必要もない。

これらは本当です。

しかしその反面、全ては自己責任で解決していくことになります。

アドバイスをくれる経験豊富な先輩はなく。

自己統制力が足りないと、物事を全て後回しにしてしまうことになり。

自分1人や家族のみ、もしくはわずかなスタッフと共に、社会からは幾分切り離された枠の中での生活となります。

当たり前ですが、収入も自己責任です。

儲かるかも知れませんが、借金が増えて夜も眠れない日々を過ごすことになる可能性も大いにあります。

決まった休みもなくなりますので、週末に友達と遊ぶ、デートする、という計画も立てにくくなります。

仮に休みを作ったとしても、休んでいる間に起こることに対しても常に気を張っていないといけませんので、雇われていた頃に感じる "休みの開放感" は微塵にもなくなります。

なんか、怖いって。。。

自営業者であっても、大会社の社長さんや上役さんであっても、自身の責任で物事を進めていく段階にある人は、いい思いをする反面、たくさんのことに耐えているのです。

若い頃は、考えたこともなかったね。。。。汗

プラス面、マイナス面いろいろとありますが、開業、廃業を経験した者として、その辺りのことを一言で片付けてしまうと、、、

自由に勝るものはない!

これに尽きます。

自分が社会の中でどれだけやれるのか確かめてみる。

この自由な発想を実際に表現できるニッポンに生まれたことを感謝、実感できるチャンスだと思います。

自己責任生活をやってみて、私たちは全く後悔していません。

宿経営者の勤務時間は過労死労災認定レベル

ここからは越えていかなくてはならない、小規模ゲストハウス経営者として必ず直面する問題です。

宿は24時間営業です。

深夜バスで到着したゲストが、朝5時に現れます。

LCCの深夜便で到着したゲストが、夜2時に現れます。

朝は外国人観光客の質問大会から始まります。

昼は掃除や洗濯、夕方のチェックインに向けて準備をします。

ゲストが到着して、色々な案内をします。

その間ずっと、子供が泣き叫び、食事や下の世話もします。(これはうちだけ)

ゲストがいない間に予約の整理や問い合わせに対応します。

ギリギリのスケジュールで動いて、フラフラになって、120%の力を出し切っている時、ゲストから言われます。

(外国人ゲスト) 僕がいいアドバイスをしてあげる。無料の朝食の提供をするんだ。それでお客さんはもっと増えるし、よろこぶんだ。

良くこのゲストを刺さずに済んだと今でも記憶に残っています。笑

宿業は掃除業

「日本ってどこに行ってもキレイ。」

それは誰かが掃除しとるからじゃ!!

ドライヤーをかけて、髪の毛が落ちたら拾って、次の人のためにキレイにしておく。

トイレでオシッコをこぼしたら、拭いて次の人のためにキレイにしておく。

お金を払って泊まってると、なかなか気にしてくれないものです。

時にえらいことに出会うこともあります。

(以下、過激な表現あり)

部屋の掃除にいったら、精◯がこぼれたコンドー◯がベッドに残されていることがあります。

ゴミ箱を片付けようとひっくり返したら、精◯がベットリ底に溜まっていて、そのゴミ箱を洗うという仕事が増えたりします。

シャワーの掃除にはいったら、なぜかウン◯が落ちていることがあります。

尋常じゃない体臭、足の臭いが布団、マットレスにこびり付き、そこでカビを発生させ、消臭スプレーでは全く対処できずに数日部屋を使えなくなります。

ラウンジやキッチンの床が、食べこぼしだらけになったりもします。

いやや〜〜〜〜!!!!!

寝泊まりしていただくということは、そういうことなんだと僕たちは学びました。

気にしすぎると、常に掃除に追われることになります。

掃除と洗濯のために誰か雇えると、精神的に安定することは間違いありません。

ゲストハウス内に缶詰

「予定チェックイン時刻」

宿を予約される際、このような質問を見られたことが皆さんもおありかと思います。

外国人宿では、これは聞くだけ無駄と言っても言い過ぎではありません。

これが分からないとなると、1組でも予約が入っていると朝から晩までずっと待っていることになります。

経営者自らであっても、お手伝いのスタッフさんであっても。

それでも外に出る際、私たちは携帯電話を玄関に吊るしておき、それでこちらに連絡してもらうという方法でこれに対処していました。それでも遠くにはいけません。

うまくやらないと、1週間ゴミ捨て以外には外に出ていない。

という事態も考えられます。

人間て、日を浴びないと鬱になるらしいよ。。。

社会情勢に振り回される経営

2011年3月11日。

それまで好調に来ていた宿の経営や方針を根底から覆す事件が起こりました。

東日本大震災。

外国人が日本からしばらくの間消えました。

各国が自国の国民を守るため、帰国するよう勧告していたのですから当然です。

津波は自然災害で、地震事態予期できないこともあり、ある意味「仕方ない」。

しかし福島原発の事故は、日本中の観光業界に大きな衝撃を与えました。

西日本は、東日本からの避難外国人で溢れました。

その方達もゴールデンウィーク前には順に帰国を済ませました。

日本から、外国人が居なくなりました。

多くの外国人宿はこの時、日本人の受け入れも積極的に行うよう方針を転換しました。

私たちも。

2019年の後半は、韓国人が減るみたい。。。。

自分たちの力ではどうしようもないことで、お客さんが増えたり減ったりします。

なるべく振り回されないように、あらかじめ想定できるリスクを分散できるように準備しておかないと、ということですね。

しっかり世の中を知っている方にとっては当たり前なのかも知れませんですが、、、

僕たちは知りませんでした!

経験から学ぶことも大切。。。。ということで。汗

宿泊業のアルアルは挙げだすとキリがありませんが、これら3つはある程度念頭に入れて、解決策を常に模索しながら開業されると、いろいろな安定剤につながると思いますので参考にしてみてください。

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